南かやべ地域の紹介

美しいまち「南かやべ」へようこそ

 

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南かやべは、北海道函館市の東部に位置し太平洋噴火湾に面したまちです。背後には豊かな森林が有り、前浜は親潮と津軽暖流が交叉する恵山魚田で、四季折々の海産資源に恵まれ、古くから漁村として発展してきました。

今でもこの沿岸では、高品質の昆布はもちろん、イカ、サケ、マグロなど様々な魚介類の水揚げがあります。南かやべ特産の昆布は国内の約15%を生産する一大産地です。

 

南かやべ地区へのアクセス

南かやべ地区は函館空港より約26kmの距離、車で約35分です。

道道83号は快適はドライブウェイとなっています。

 

バスをご利用の場合

函館中心街からバスに乗り、美しい山並みをバスの車窓から眺めながら約1時間。
あっという間に南かやべに到着です。

 

マイカーを利用の場合

南かやべ地区以北の町からは長万部を通り、国道5号線と国道278号線をご利用下さい。

 

大謀網発祥の地

「北海道の大謀網漁業はここから始まった!」

南かやべの漁業開拓は延宝5年(1677)能登に生まれた漁業経営者・飯田屋与五左衛門の尾札部移住に始まると言われています。浜に押し寄せる魚の群れと周囲の環境に与五左衛門は着眼し、この地でアイヌの人々を指導し漁に励みやがて町が賑わいをみせたのです。

天保10年(1839)、臼尻の小川屋幸吉と尾札部の飯田屋三代目の与五左衛門が南部の人田鎖丹蔵を網大工として招いて、小川屋幸吉は弁天島沖に、与五左衛門は黒鷲岬の沖に鮪の大謀網を建てたのが北海道の大謀網のはじまりと伝えられています。
その後も、最も環境にやさしいこの漁法は改良されながら全国に広まりました。

大謀網の模型
大謀網の模型

大謀網漁業の仕組み

定置網の一種で回遊してくる魚を定位置に仕掛けた網で漁獲する最も大型の定置網漁法です。一般には、垣網と袋網の2部分からなっていて、魚を垣網で直接袋網に誘導して漁獲します。文政年間から普及し、イワシ、ニシン、サバ漁に適しています。